PYRAMID FILM
QUADRA INC.

「フィーリンガシャポン」脳波×未来のガシャポン

「自認している感情」と「深層心理が感じている感情」。この2つは果たして一致しているのか？ここに着目をし、「脳波から分析する深層心理の感情」を「何が出てくるかわからない面白さ」に紐づけ、株式会社バンダイの皆さんと協議を重ねながら、体験全体を設計した。また、「未来ではガシャポンに人工知能AIが実装され、ガシャポンに人格がある」という設定を作り、人工知能AIが進行をナビゲートする演出にすることで、人口知能AIとコミュニケーションを取りながら進めていくような未来のエンタメ体験を提供。筐体にインパクトのある脳や、そこへと繋がる太い接続ケーブルなどのオブジェクトを取り付けることで、体験者自身がガシャポンとコネクトされているような、これまでのガシャポンの遊び方とは違った演出を加えた。（プランナー 木部裕介） 

「しょいポン」もっとさまざまな人がガシャポンを体験できる世界へ

制約なくさまざまな人にガシャポンの体験を届けられる世界を目指して、「体験装置を背負って移動販売をするサービス」を株式会社バンダイの皆さんと協議を重ねながら企画。イベントの展示では背負える装置の展示に加え、建築現場で作業員が回しているシーン、車椅子の方が病院で回しているシーン、老夫婦が玄関前で回しているシーンなどのイメージパネルを展示。しょいポンというサービスによって実現する未来の可能性を示した。また、背負って移動することを考慮したスタッフの衣装も制作し、サービスにリアリティを感じる展示を目指した。イベント当日は衣装を着たスタッフが、装置を背負って会場外を歩き回った。声を掛けると背負っているガシャポンを回せるというしょいポンによる新たな体験を提供した。（プランナー 宇津木海斗）

「未来のガシャポンのアイディア」（パネル / ミニチュアで10種類展示）

「未来はひとつではない」をテーマに、さまざまな未来に合わせて進化したガシャポンのアイディアを展示。株式会社バンダイの皆さんと打ち合わせを重ねながら、ひとつひとつに細かく未来設定を設け、「こういう未来だから、きっとガシャポンはこう進化し、人々の生活や文化はこうなっているだろう」という未来の生活や文化的な背景も考え、妄想を最大化させた。（プランナー 木部裕介）

「歴史」があるからこその「未来」

長く愛されてきたガシャポン。過去～現在を経て、未来のガシャポンがどうなるのか。その道筋を「未来のガシャポン」として、2つの筐体と10種のパネル / ミニチュアを制作することで表現した。2つの筐体は、株式会社バンダイの「ガシャポン」ブランドが過去築き上げてきた価値観やコンセプトを丁寧にヒアリングし、そのエッセンスをしっかりと盛り込みながら未来を感じさせるものへと仕上げた。10種のパネル / ミニチュアは、株式会社バンダイの皆さんとのブレインストーミングを行い、突飛なアイディアも織り交ぜて、多くの人がワクワクを感じられる自販機を考案した。夢がありつつも、突っ込みどころのあるようなそんなガシャポンの姿かたちをしっかりと具現化できたコンテンツとなった。（プロジェクトマネージャー 清水龍輝）