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株式会社電通

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ハグによる幸福感の向上をテクノロジーで可視化

医療技術の進歩により長く生きられるようになった現代。長いだけでなく幸せな人生にするため、信頼や愛着を強めたり、ストレスを低減させる効果を持つ「ハグ」に着目。センサー付きのトルソーにハグすることで、トルソーのどこの部分にどれだけの圧がかかっているかを検知。着用した人工筋肉でできたベストが伸縮し、自身のハグの圧力を再現。この新しいセルフハグ体験による幸福度の変化を脳波計で計測し、ベストに縫い込まれたLEDライトの色の変化で可視化する。本デバイスはSXSW 2023に出展した。

STAFF

RESULT

  • SXSW 2023に出展

OVERVIEW

セルフハグデバイスに生体センサーで新しい価値を付与

発明家・髙橋宣裕氏が電気通信大学・東京工業大学在籍中に開発した「Sense-Roid」。ハグの感覚をフィードバックするというデバイスが既にかなりの面白さがある中で「ハグが幸福度に寄与する」という文脈をどう付加して、独自価値化していくかが課題だった。幸福度という不可視なものに対して自社で知見のあったさまざまな生体センサーをテストし、脳波センサーから取れる感情データよりそれを数値化するのがベストであると判断した。また、計測した幸福度の可視化は体験中に本人の脳波に影響しないようにしつつも周囲にはわかりやすくアピールするため、人工筋肉ベストへのLEDの埋め込みデザインを衣装デザイナーの渡辺慎也氏に相談しながら検討したことで、デザイン性と機能性を両立させるデバイスに仕上がった。(クリエイティブディレクター 阿部達也)

 

「ハグ」という行為の無形の価値を可視化

「ハグの力」をテクノロジーの力で可視化するコンテンツを作成。発明家・髙橋宣裕氏が開発した「Sense-Roid」からアイディアを派生させ、ハグが持つポジティブな効果を脳波計測を介して、LEDの点灯という形で表現。LEDは特製のベストにあしらわれ、身体全体がハグによって覆われているようなビジュアルに。SXSWという各国から集まるイベントでも存在感を放つ力作となった。(プロジェクトマネージャー 清水龍輝)

 

本プロジェクトの制作秘話はnoteでも公開中

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