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いきもの東急不動産 いきもの東急不動産

東急不動産株式会社

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人だけじゃなく、鳥や昆虫たちにとってもいい不動産会社になることを目指すプロジェクト

人間の快適さが中心になりがちな都会だが、その隣には様々な生き物が暮らしている。東急不動産は、人だけじゃなく、鳥や昆虫たちにとってもいい不動産会社になることを目標に掲げ、「いきもの東急不動産」を立ち上げた。例えば、東急プラザ表参道「オモカド」の屋上は、いきものにとって代々木公園や明治神宮といった緑豊かな緑地と緑地をつなぐ中継地点。そこに来るシジュウカラや蝶なども小さなお客様と捉え、「シジュウカラの邸宅」と名付けた独自設計の物件(巣箱)を3棟開発・設置。プロジェクトサイトを立ち上げ、人間向けの物件ページのような建て付けで紹介するコンテンツを制作した。また、この取り組みが拡大するよう、各物件の設計図をオープンソース化し、サイトからダウンロードできるようにした。

STAFF

RESULT

  • 2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS  ブランデッド・コミュニケーション部門 Bカテゴリー ファイナリスト

OVERVIEW

いきものの気持ちになってみる

「巣箱」を人間にとっての「物件」のように表現するため、不動産サイトで掲載されるような項目に沿って巣箱のスペックを書き出した。シジュウカラの全長は約14.5cmらしく、人間の平均はその10倍以上ある。ともすれば、225㎠という広さは、平米に戻すと結構タイトだ。しかし彼らにとってはそれが快適なのだという驚きもあった。シジュウカラの物件情報を見て、いきものたちの目線に没入する体験をしてもらえたら、違ういきものとの距離も縮まり、向き合い方も少し変わるかもしれない。(クリエイティブディレクター 阿部達也)

 

シジュウカラにとって最適な巣箱の出入り口サイズは27mm

いきもの東急不動産の取り組みの一つ「野鳥の営巣を目的とした巣箱の設置」。この取り組みはオモカドで12年前から始まっている。プロジェクトサイトでは、画面中央に実寸大約27mmの穴を配置し、巣箱のインパクトを最大限に活かした表現となっている。巣箱から出たり入ったりしている野鳥の視点を取り入れながら、シジュウカラの大きさや存在を体感し、プロジェクトを自分ごと化する設計とした。各所に鳥や幼虫のようないきものの動きを取り入れ、サイト全体が生き生きとしている印象を与えながら、語り出したら止まらない「いきものへの偏愛」があちらこちらに盛り込んでいる。「シジュウカラの邸宅 入居募集」ページでは、不動産屋で掲載情報をもとに物件を紹介されているような表現や演出を取り入れており、実体験とデジタルを融合させた表現や体験設計となっている。来年もご入居お待ちしています!!(アートディレクター 横澤由香里)

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