CLIENT WORK
KATE MULTIVERSE HOLE | マルチバースホール KATE MULTIVERSE HOLE | マルチバースホール
別世界線のメイクをした自分と出会える、マルチバース(別世界線)接続装置
KATEは「NO MORE RULES.」のスローガンのもと、これまでメイクを通じて自己表現の可能性を広げるデジタルコンテンツを提供してきた。「KATE MULTIVERSE HOLE」は、全く別の印象でメイクをする自分が現れ、新たなメイクの可能性を体験できる、これまでにないアトラクション型メイクシミュレーターとして開発。AI技術による顔のパーツ比率×肌の色の分析から、3つの別世界線のメイクをした自分が出現。今いる世界線では試したことがないメイクをする新しい自分と出会える装置という世界観で制作。暮らす世界線が違うとこんなメイクをしていたかも!?というストーリーにすることで、いつもと違うメイクでありつつも自分に似合っているという、ある意味対極にあるような要素をうまくまとめ上げ、新しい自分に出会う楽しさを提供している。レコメンドされるメイクは3種で、そこから気に入ったものを1種選択すると、そのメイクを実現するのに必要なアイテムが装置に内蔵された棚からレコメンドされる。本装置はマツモトキヨシ SHIBUYA DOGENZAKA FLAGのリニューアルに伴い、KATEの販売エリアに常設で設置。
STAFF
OVERVIEW
ある種のゴーグルレスVR体験
「チラ見せ」「覗き見」という、誰もが思わず気になってしまう体験の導入になること。また、没入感を持たせることで、非日常的な演出を最大化した体験にすること。この二点を満たす形態として「顔をハメる穴」を設計。外観はとにかく「穴」に視線が誘導されるような装飾にし、穴に顔を入れた後は正面のモニター以外が鏡張りにされた空間にすることで、中に広がる世界と外の世界を完全に遮断。ゴーグルレスなある種VR的体験に仕上げた。(クリエイティブディレクター 阿部達也)
できるかわからないものを作る
鏡を使った万華鏡のように物理現象を利用したコンテンツは、やってみないとわからないことが多く試作機を何度も作り試行錯誤した。 ソフトウェアの面では、ブラウザでしか動かないメイクモジュールをブラウザ以外の環境で動かし、人物の切抜き合成、映像のディレイエフェクト、3つのメイクの同時表示など、高負荷な処理をスムーズに体験できるプログラムの実装に注力した。 ハードウェア(大工仕事、電子回路の設計、照明の制御など)からソフトウェアの開発を分業することなく、一気通貫で開発できるという弊社の強みが活かせる案件だった。(テクニカルディレクター 栗原泰隆、白井大地)
アナログならではの体験を追い求めて
仮想空間がこれだけ世に多くあるなかで、リアルな体験で別世界に連れていく筐体が渋谷に誕生した。渋谷という様々なカルチャーが渦巻く街で別世界の自分に出会える体験は、KATEの標榜する常識にとらわれない価値を提供できるものとなったのではないだろうか。(プロジェクトマネージャー 清水龍輝)

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