CLIENT WORK
Sakanadia|漁業の話をみんなで楽しく JF全漁連のWebメディア Sakanadia|漁業の話をみんなで楽しく JF全漁連のWebメディア
全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)
JF全漁連が漁業や魚の情報を発信するWebメディアを新設
従来の季刊誌に替わる強力な発信拠点を設置し漁業の未来を作り出す
JF全漁連は、情報発信の強化により国民の漁業への理解醸成を図るため、Webメディア「Sakanadia」を立ち上げた。これまで発行していた季刊誌とは打って変わり、明るいトンマナで大衆に向けたデザインとUI設計に尽力し、JF全漁連の開かれた姿勢を体現。Sakanadiaロゴはアニメーションを付け、より多くのユーザーに愛着を持ってもらう一助となっている。サーバ面では、Webメディアということを考慮し、軽量化を目的としてオブジェクトストレージを採用。サイトの読み込み速度やコストの良化を提案し、一括で構築を行った。JF全漁連はこのSakanadiaから、より多くのユーザーに向けて楽しく正しい情報を発信し、多くの人が漁業を身近に感じ漁業への関心を深めることで、持続可能なニッポンの漁業を未来へつなげていくことを目指している。
STAFF
OVERVIEW
漁業の未来を見据え、紙の季刊誌からWebメディアへ
本件のきっかけは、3社競合でのプレ提案に参加したことであった。クライアントから現在・将来の漁業についての思いをヒアリングし、後継者育成のために若い人に興味を持って欲しいが、JF全漁連としてそのための発信が出来ておらず、その場も今はまだないという悩みを打ち明けていただいた。その課題を解決するためのWebメディアのあり方やデザインをご提案した。プレ提案時からポジショニング・メディアコンセプト設計などを丁寧に行ったことが決め手となり受注に至った。
さまざまなWebメディアを分析して見えた、このサイトのポジション
まずは業種を限らず、さまざまなWebメディアの事例を収集し、ポジションの分布をマッピングし視覚化。特徴別に代表的なものをピックアップし、それぞれを分析。分析対象のメディアがそれぞれ何を目的にメディア運営を行っているのかを言語化した。
次に同じ指標で、漁業が属する第一次産業に関するメディアサイトの分布と特徴/目的も分析。これらを元に本サイトがどのようなポジショニングを狙うべきかを例を挙げつつ提案し、クライアントとディスカッションしながら、最終的な目指すポジションを決定した。
本サイトの仮称・タグラインから目的・特徴・インターフェイスまでの概要をまとめて、どのようなメディアにしていくかを具体化。大衆性を持ちながら誠実に情報発信をしていくこのメディアサイトの姿が形作られた。
クライアントの想いを反映した、メディア名称とロゴデザイン
メディア名称は「さかな」と「メディア」を合わせて「Sakanadia」と命名。このWebメディアを訪れれば漁業のことを何でも知れるという意味合いで、百科事典(Encyclopedia)の響きにもかけている。
タグラインは「漁業のはなしをみんなでたのしく」とした。当初「漁業のはなしをみんな『に』たのしく」としていたが、漁業関係者もそうでない人も、大人も子どもも、みんな『で』フラットに楽しく話す場でありたいと考え、ニュアンスにこだわり調整した。
タグラインとユーザーに伝わりやすい魚アイコンを組み合わせて、漁業関連メディアであることがぱっとみてわかるロゴのデザインに。タイポグラフィは波のような配置と文字自体に波に浮かぶような曲線を取り入れ、斜線( // )で快活さを演出し、みんなでわいわいとおしゃべりするさまを表現した。
幅広い使い方にフィットしたUIデザインに
PC版ではカラムデザインを採用。専門的な分野を扱うメディアサイトであるため、目的を強く持ったユーザーも来訪することが想定される(一例:自由研究の調べ物)。そのため、一般的なWEBメディアと同じくザッピング的に見られることも想定しざっくり見れるつくりにはしつつ、検索したい時はいつでも検索できるように右カラムに検索機能を置いた。
また、PC / SP共通で「関連記事」「ランキング」の表示形式にはこだわり、回遊性が高まるよう設計した。配色は黄色を基調にカテゴリーに色を割り当てて識別性を考慮した。性別年代の隔てなく、みんなでわいわいと盛り上がるような明朗さと、記事画像に青色が多く使用されることを考慮して、黄色を基調色に設定。カテゴリー色も明るい配色とし、写真や背景には角Rを取り入れ、親しみや開かれた印象を持つ世界観とした。
ユーザーの回遊しやすさと運用面を考慮した実装設計
Webメディアとして、ユーザーに発信すべき内容を整理し、カテゴリやジャンルの策定を行った。訪問したユーザーが回遊しやすいよう、タグやヘッダーメニューの設計を行い、運用と使いやすさを両立する設計を行った。
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